
ホームページを作りたいと思ったとき、最初に迷いやすいのは「どんなデザインがいいか」だけではありません。
本当は、その先にある「自分のお店や事業の良さを、どう見せればお客様に伝わるのか」が一番大切です。
そこでストーリーHPプロジェクトでは、業種ごとのデモサイトをいくつか作りました。
美容室、飲食店、士業・税理士、工務店、歯科医院。
どれも同じテンプレートに情報を流し込んだものではなく、それぞれの業種で「お客様が何に不安を感じるか」「何を見れば相談・予約したくなるか」を考えて作っています。
この記事では、今回作ったデモサイトを見ながら、どんな考え方でホームページを作れるのかを紹介します。
デモサイトを作る理由
ホームページ制作は、完成するまで見えにくいところがあります。
「おしゃれにできます」と言われても、どんな雰囲気になるのか分からない。
「集客できます」と言われても、自分のお店に置き換えたときのイメージが湧かない。
だからこそ、先にデモを見ることには意味があります。

デモサイトを見ると、「うちならこういうページがほしい」「この導線ならお客様が迷わなさそう」「採用ページも一緒に作れるんだ」と、相談内容が一気に具体的になります。
完成後の姿を先に見ることで、依頼する側も安心できます。
作る側も、ただ見た目を整えるだけではなく、事業の価値やお客様の行動に合わせて設計しやすくなります。
今回作った業種別デモ
まずは、デモサイト一覧ページです。

デモサイトは、制作実績とは分けて見せるのが良いと考えています。
制作実績は、実際のお客様のサイト。
デモサイトは、「こういう業種なら、こんな見せ方もできます」という見本です。
今後、飲食店、不動産、建築、教室、治療院、採用特化など、さらに増やしていくことで、相談前にイメージを持ってもらいやすくなります。
業種が変わると、見せる魅力も変わります
同じホームページでも、美容室と工務店では、見せるべき魅力がまったく違います。
美容室なら、予約前の不安、スタッフの人柄、ヘアスタイルの事例、リピートしたくなる理由。
工務店なら、施工事例、家づくりの流れ、見学会、会社の信頼感、採用情報。
士業なら、専門性、相談しやすさ、支援事例、経営者にとっての安心感。
この違いを整理したのが、次の図解です。

大切なのは、情報をたくさん載せることではありません。
読者が「自分に関係がある」と思える順番で見せることです。
美容室デモは、予約・指名・リピートまで見せる

美容室のホームページは、きれいな写真を並べるだけではもったいないです。
初めて来るお客様は、予約前にいろいろな不安を持っています。
- 自分に似合う髪型を提案してもらえるか
- スタッフさんは話しやすそうか
- 店内の雰囲気は落ち着いているか
- どんなお客様の声があるか
- 採用面では、どんな働き方ができるか
美容室デモでは、ヘアカタログ、お客様の声、スタッフ紹介、採用情報、予約導線まで確認できるようにしています。
飲食店デモは、「今日行く理由」を作る

飲食店の場合、メニュー表を載せるだけでは、お客様の気持ちは動きにくいです。
「今日は誰と、どんな時間を過ごしたいか」まで想像できると、予約や来店につながりやすくなります。
たとえば、仕事帰りの一杯、家族との早めの夕食、二人で静かに過ごす夜、季節のコース、日本酒との組み合わせ。
飲食店デモでは、料理だけでなく、過ごし方、店内、コース、採用情報、予約導線まで見せています。
士業デモは、専門性と相談しやすさを両立する

税理士、社労士、行政書士などの士業サイトでは、専門性だけを強く出すと、初めての人には少し近寄りにくく見えることがあります。
一方で、やわらかくしすぎると、今度は信頼感が弱くなります。
だから士業のホームページでは、専門性、実績、相談しやすさ、支援事例、スタッフの人柄をバランスよく見せることが大切です。
今回の士業デモでは、経営者が「この先生なら相談できそう」と感じやすい導線を意識しています。
工務店デモは、施工事例と信頼の積み重ねを見せる

工務店や住宅会社のホームページでは、「どんな家を建てられるか」だけでなく、「どんな人たちが、どんな考えで家づくりをしているか」も重要です。
家づくりは高額で、長い付き合いになるものです。
施工事例、家づくりの流れ、見学会、スタッフ紹介、採用情報、資料請求の導線が整っていると、初めての人も安心して読み進められます。
工務店デモでは、施工事例を見せるだけでなく、相談前の不安を減らす順番を意識しています。
歯科デモは、親子の不安を先に受け止める

歯科医院のホームページでは、診療メニューだけでなく、通う前の不安をどう減らすかが大切です。
特に小児歯科やファミリー向けの医院では、親御さんは「子どもが怖がらないか」「先生やスタッフはやさしいか」「どんな流れで診てもらえるか」を気にしています。
歯科デモでは、診療案内、初めての方へ、小児歯科、医師・スタッフ紹介、保護者の声、採用情報、WEB予約導線まで入れています。
「こわくない歯医者」を、言葉だけでなくページ全体の安心感として伝える構成です。
好きなデザインから相談できます
デザインはAIを活用することで、かなり自由に作ることができます。
たとえば、次のようなサイトで「この雰囲気が好き」「この余白がいい」「この構成が分かりやすい」という参考を探してもらえれば、その方向性に合わせてトンマナを整えることができます。
ただし、参考サイトをそのままコピーすることが目的ではありません。
好きな雰囲気をもとに、自分の事業のお客様に合う言葉、写真、順番、導線へ翻訳することが大切です。
「このデザインが好きです」から始めても大丈夫です。
そこから、「誰に届けたいか」「どんな気持ちになってほしいか」「どんな行動をしてほしいか」を一緒に整理すると、自分の事業に合ったホームページが見えてきます。
デモを見ると、相談が具体的になります

ホームページ制作で一番もったいないのは、依頼する側が遠慮してしまうことです。
「こんなこと言っていいのかな」
「デザインのことは詳しくないから、うまく説明できない」
「何を載せればいいか分からない」
そんな状態でも、デモサイトがあると話しやすくなります。
この美容室の感じが好き。
でも、うちは整体院だから、予約前の不安をもっと見せたい。
飲食店デモのように、時間帯別の過ごし方を見せたい。
工務店デモのように、事例と採用をしっかり入れたい。
こうやって具体的に話せると、ホームページは一気に自分ごとになります。
ストーリーHPプロジェクトで大切にしていること
ストーリーHPプロジェクトでは、単にホームページを作るだけではありません。
事業者の想いを聞き、その先にいるお客様の不安や願いを整理し、言葉・写真・図解・導線に落とし込みます。
作って終わりではなく、ブログや事例、お客様の声、SNS投稿まで育てていくことも大切にしています。
デモサイトは、その入口です。
まず見て、「こんなこともできるんだ」と感じてもらう。
そして、「私の場合は、どんな見せ方が合うだろう」と相談してもらう。
そのための見本として、今後も業種別のデモを増やしていきます。
自分の事業ならどう作れるか、相談してみてください
今のホームページがある方は、改善前後のイメージを見ながら相談できます。
まだホームページがない方も、好きなデザインや参考サイトを見せながら相談できます。
自分のお店や事業の魅力を、もっと分かりやすく伝えたい。
リピーターやファンと、もっと自然につながりたい。
採用や相談、予約につながる導線も整えたい。
そんな方は、まずデモサイトを見ながら「自分の場合は何ができるか」を考えてみてください。
