滋賀・瀬田唐橋の人や活動を伝える、唐橋まちづくりの会のホームページを制作しました。
まちの魅力を読む入口と、お店や催しの情報を届ける入口を、ひとつのサイトに。
登録フォーム、会で確認する管理画面、ログイン限定マニュアルまでつなぎ、地域のみなさんが情報を持ち寄れる形にしました。
掲載画面は2026年10月時点のデザインプレビューです。内容を整えながら育てているサイトの構成と、制作した運営機能を紹介します。

登録フォームの工夫 / 運営マニュアルの工夫 / 取材と写真のサポート
まちを知り、関わる入口をつくる
出発点は、会のミーティングと制作中のサイトにあった「唐橋のある暮らしを、これからも。」という思いです。
会の紹介に加えて、ここで動く人を知り、お店やイベントを見つけ、小さく関われる場所にする。そのために、トップ、会について、まちのひと、イベント、読みもの、関わり方をつなぎました。
同時に考えたのが、情報を増やしていく方法です。詳しい原稿を用意できる人だけが参加する形では、更新を担う人が限られます。
そこで、お店や主催者が短い情報を届け、会の担当者が整えて掲載できる入口を用意しました。詳しく伝えたいときは、あとから取材や写真を足せる設計です。
余白と線画に、活動の写真を重ねる
白と薄いグレー、墨色の文字に、オレンジを少し。余白を広く取り、橋や川辺、人の活動を細い線画で描いています。
線画が担うのは、まちでいろいろな人が関わる雰囲気です。一方、竹灯籠や清掃などの活動は、実際の写真で伝えます。想像を広げるイラストと、行われていることを伝える写真に、それぞれの役割を持たせました。
トップでは「灯す・整える・残す」という活動のまとまりから、人の紹介や読みものへ進めます。スマートフォンのメイン画像は、縦長の画面に合う構図を用意しています。

お店の名前から、その人の物語へ
まちの人は、名前や屋号の一覧から、もう少し知りたくなる紹介へ。柏木竹林農園の柏木俊寛さんには、仕事の内容や背景を読める専用ページを用意しました。
人物、竹林、仕事の様子、商品などの写真と、仕事を理解するための図解を組み合わせています。何をしている人かを知り、その背景にある考え方や、地域との接点へ読み進める順番です。
一つひとつのお店や活動にも、短い紹介から詳しいページへ育てていく余地を残しました。

情報を届ける入口は、短く、分かりやすく
地域の方が使う登録フォームは、WordPressへのログインが不要です。「お店・活動」と「イベント」を分け、伝える内容に合う項目を表示します。
お店なら、名前、ひとことの紹介、場所、代表の写真。詳しい営業時間やリンクは、必要な方が追加できます。紹介文は箇条書きでも、写真がまだなくても送れます。

イベントには、開始日・終了日・開始時刻・終了時刻を、折りたたみを開かずに入力できる欄を用意しました。数日間の催しにも対応し、1日だけなら終了日は空欄のまま同日として扱います。
チラシは画像でもPDFでも添付できます。日ごとに時間が違う場合は、紹介欄に日別の案内を書けます。

会で確かめ、掲載と更新をする
フォームから届いた情報は、そのままサイトに載る仕組みにはしていません。会の担当者が、内容・写真・開催日時などを確かめてから掲載します。
- 地域の方が、短い紹介と写真・チラシを届ける。
- 会の担当者が、店舗台帳やイベント管理で内容を確かめる。
- 掲載すると、一覧と個別ページに反映される。
運営側も、名前や短い紹介を直せる「かんたん編集」が基本です。長い文章や写真を足したいときは、WordPressの標準エディターへ進めます。
イベントは、日程の変更や中止に対応し、終了した催しは過去の一覧へ。連絡用のお名前とメールアドレスは、公開する紹介文とは分けて管理しています。
マニュアルも、使う人に合わせる
操作を覚えている人だけが更新する状態を避けるため、マニュアルをWordPressの管理画面内に用意しました。ログインした方だけが読める、運営のためのページです。
入口は「お店を紹介する」「イベントを知らせる」「届いた情報を掲載する」「変更・中止・掲載取り下げ」など、やりたいことから選べる構成にしています。

進め方は、2つから選べます。
- Codex・イケラボを使う方は、依頼文をコピーし、分かる情報や写真を添えて相談する。
- 自分で画面を操作する方は、登録・下書き保存・内容の確認・掲載の順を見ながら進める。
どちらも、同じ店舗台帳・イベント管理につながります。地域の方へ声をかけるための案内文も用意し、登録のお願いから掲載までをつなぎました。
取材と写真で、紹介を深めていく
短い紹介で始められることと、詳しく伝えられること。その両方を用意しています。
お店には、始めたきっかけ、大切にしていること、おすすめ、唐橋とのつながりを。イベント主催者には、開く理由、見どころ、初めて参加する方への案内、協力してほしいことを聞きます。
マニュアルには、お店向けと主催者向けに、それぞれ6つの質問例を掲載しました。全部を聞く必要はなく、答えやすいものを3つ選び、普通のおしゃべりのように1つずつ聞く進め方です。

写真は、多めに用意してもらって大丈夫です。外観、店内、おすすめの品、働く様子、準備の風景などから、文章に合う写真と順番を選んでいきます。
通常の受付フォームは、代表の1ファイルを添える形です。追加写真は会の担当者と渡し方を相談し、詳しいページには複数の写真を載せられます。
運営の方は、取材メモや録音の文字起こしから原稿を整えたり、写真の並べ方をCodexに相談したりできます。文章や写真は、ご本人と会の担当者が確かめてから掲載。開催後には、当日の様子をブログに残すこともできます。
情報と役割をつなぎ、育てる土台に
制作したのは、人や活動を知る公開ページと、情報を届けるフォーム、会で扱う台帳、操作を助けるマニュアルです。それぞれに入口を用意し、読む人・知らせる人・掲載する人の役割をつなぎました。
短い登録は専用フォームで。詳しい紹介は取材と写真で。日々の操作は、自分に合う方法とマニュアルで。必要になったところから情報を足していける構成です。
この記事で紹介しているのは、制作した画面と運営の仕組みです。地域での利用や参加の広がりは、これから積み重ねていく段階です。
まちづくりの会、商店街、地域の活動団体などで、紹介する人や催しを少しずつ増やしたいとき。情報を届けてもらう方法と、誰が確認して掲載するかを、一緒に考えられます。予約や決済まで必要な場合は、運営方法に合わせて別に整理します。
