「どんな人なんだろう」が分かり、「今度、会いに行ってみよう」へ進める。 遊客スタイルでは、人を紹介する記事と、実際に足を運べるマルシェの情報を育てています。
- メンバー紹介は、肩書きだけでなく想いと人柄が伝わるストーリーページに。
- マルシェは、日程・地域・オンライン開催から、自分が行ける予定を探せる形に。
- 開催情報と公開済みのレポートをつなぎ、終わった催しの魅力も残せるように。
予定はある。その先の魅力も届けたい
全国のさまざまな場所で開かれる、リアルとオンラインのマルシェ。 今回の相談は、ユーワードの会員さんが「いつ・どこで開催されるか」「近所で何があるか」を、ひと目で分かるようにしたい、というものでした。
一方で、日程が分かるだけでは、どんな人が集まり、どんな時間を過ごせるのかまでは届きません。 主催者の想いや、参加した人のレポートも、開催情報と一緒に見られるようにしたい。 そこで、既存のWordPressサイトを活かしながら、人とイベントを知る入口を整えました。

こだわり① 名前の一覧で終わらないメンバー紹介
メンバー紹介で大切にしたのは、何をしている人かに加えて「なぜ、その仕事をしているのか」が伝わることです。
写真やキャッチコピーで人物の入口をつくり、サービス内容、これまでの経験、大切にしていることへ読み進める。 名刺の情報を増やすのではなく、会う前にその人を少し知れるページとして紹介しています。
たとえば嘉乃けいさんのページでは、鑑定の説明だけでなく、仕事との出会いや、相談者の一歩を支えたいという想いが読めます。 同じ職種でも違う、その人ならではの背景を残すことがポイントです。

こだわり② 自分が行けるマルシェを探せる
マルシェの入口では、まず直近1か月の予定を開催日順に見せています。 もっと先の予定が気になる人は、1年分の範囲へ切り替えられます。
探し方もひとつには絞りませんでした。 キーワード、エリア、都道府県、会場・オンラインの開催形式で絞り込み、一覧とカレンダーを切り替えられます。
予定の名前だけを並べるのではなく、日にちと場所から候補を選び、詳細へ進めることを優先しました。 近所の催しを探す人にも、自宅からオンラインで参加したい人にも、それぞれの入口があります。

もうひとつ、こだわったのが過去の開催です。 次回の日程がまだ決まっていないという理由で、そのマルシェまで見つからなくなるのはもったいない。 開催名や地域で検索すると、取り込み対象の過去の開催も表示され、前回がいつだったかを確認できます。

こだわり③ 日程の先に、写真と物語を置く
開催詳細には、日時や会場、住所に加えて地図を用意しました。 紹介材料が届いたマルシェには、主催者のインタビュー、会場写真、動画も加えています。
すべての開催に同じ長文を載せるのではありません。 基本の開催情報から始め、取材や資料が集まったマルシェから、その場所らしさが伝わる紹介へ育てていく設計です。
たとえば沖縄YOU結マルシェは、海を望む会場の写真や動画から、訪れる場所をイメージできます。 九州ぶんぶんマルシェでは、主催者へのインタビューを紹介に活かしました。 文章だけでは伝えきれない雰囲気と、主催者の言葉を組み合わせています。
動画はYouTubeから読み込む形にしています。 ホームページ側に動画ファイルを重ねて保存せず、写真と一緒に楽しめるようにしました。
こだわり④ レポートが次の開催の参考になる
開催情報とブログを別々に置くだけでは、読者は関連する記事を探し直すことになります。 そこで、公開済みの記事があるマルシェには「レポート一覧を見る」の入口を設けました。
リンク先は、そのマルシェに関連する記事の一覧です。 サムネイルから気になる記事を選べるので、過去の開催や複数人の視点も、ひとつずつ読めます。 下書きの記事は公開一覧に出しません。

開催前には予定を探すために。 開催後には、その場の雰囲気を知るために。 同じマルシェの情報が、日付を過ぎても次の出会いの参考として残るようにしています。
こだわり⑤ スマホファーストで、会いに行く一歩へ
外出先やSNSの投稿からスマホで開く場面を想定し、「スマホファースト」で考えることも大切にしています。 メンバーの人柄を読み、地域や日程からマルシェを探し、開催内容を確かめる。 小さな画面でも、今知りたいことから次の情報へ進める流れを重視しています。
メンバー紹介、開催案内、体験レポートは、SNSやLINEで一つずつ紹介できる入口です。 投稿で興味を持った方が、ホームページで写真や主催者の想いを確かめられるよう、日々の発信と詳しい情報をつないでいます。
AI検索を見据え、人の紹介や開催情報を文章として残すことも大切にしています。 公開サイトにはサイト情報や人物情報の構造化データがあり、人と活動の情報を検索エンジンにも伝える土台になっています。
更新する人の手間も、一緒に考える
開催名・日時・場所などの基本情報は、公開Googleカレンダーから取り込む仕組みにしました。 日程をサイトへ一件ずつ転記する方法では、変更のたびに二重の修正が必要になるからです。
サーバー側で定期的に確認し、追加・変更・削除を反映します。 現在は1日2回を目安にした設定で、WordPressへのアクセス状況により実行時刻は前後します。 取得に失敗したときは、前回の正常なデータを保持します。
一方、取材から生まれる紹介文やレポートは、人が内容を確認して加える領域です。 日程の更新と、魅力を伝える編集を分けることで、両方を続けられる形を目指しました。
人の紹介と、日々の活動をつなぐホームページへ
今回整えたのは、メンバー紹介、開催予定、詳細、レポートをひとつのサイトで読める仕組みです。 公開画面では、地域から開催を探し、詳細を確認し、関連するブログ記事へ進めます。
私たちが大切にしているのは、ページを増やすことよりも、読者が次に知りたいことへ進めること。 人柄を伝える文章と、予定を探す機能を、それぞれの役割に合わせて組み立てています。
協会、地域コミュニティ、商店街、定期的にイベントを開く団体にも、こうした考え方は応用できます。 反対に、開催が一度きりなら、大きな検索機能より、分かりやすい告知ページが合うこともあります。
「うちにも紹介したい人がいる」「活動は続いているのに、サイトでは伝えきれていない」。 そんなときは、今ある写真や記事、予定表を出発点に、一緒に整理してみませんか。
